11月4日は、チベットフェスティバルで
雲南市の 峯寺(みねじ)へ!
とても美しいお庭で
古くからの建物が残っています
お寺の山に登るには
車が交互通行できないようなところが多いのですが
地元の方は、よくわかっておられて軽トラックで 軽々運転していかれます
ここはお寺のすぐそばの、ちょっと広い道です
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チベットに行って見たかった
本当に小さい頃から本が大好きだった私は、
小学校の低学年から中学年、
世界の秘境シリーズや
ムー大陸についての本を読み
チベットのお寺の奥深くに隠されている粘土板の解析
そんなことをして見たいなと思ったり
インカ帝国の遺跡に行って見たいと思ったものでした
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チベットがない
ところがある日
気がついて見たら
チベットという大きな国は無くなっています。
中国になっているのです。
今の中国の三分の一は、チベットだったのですがね。
朝鮮戦争の時に
中国軍がチベットを侵略して、無くなったのです。
チベットは、殺生を禁じる仏教国ですから
侵略に弱かったと言えるでしょう
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チベットは日本に友好的だったから
チベットは第二次大戦の時には
日本と戦争をしませんでした。
友好的でした。
だから連合国は、ある意味チベットを見殺しにした
のかもしれません
朝鮮戦争で、それどころではなかったというのも
あるかもしれません。
・・・だから、日本とチベットは
とても深い関係にあるとも言えるのです。
ダライ・ラマはインドで亡命政府を作っておられます。
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転生
ご存知のように
ダライ・ラマは、ずっと転生を続けておられるということです。
転生の証拠
前世の自分の持ち物の記憶があるのは当然
色々な徴候があるそうです。
各高僧 たち も転生を続けられ
探し出すまでに、並並ならぬ審査と
厳しい調査があるのですが
中国共産党は、
独自に転生の候補を擁立したりしています
・・・ですからダライ・ラマは
中国には転生しないと云っておられるそうです。
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天安門事件の裏に
ダライ・ラマに次ぐ高僧パンチェンラマ10世は
チベットで、中国共産党と上手に渡り合っておられたようです。
当時の 胡耀邦 総書記は、チベットの悲惨な状況に 理解を示し
自治に理解を示していました。
その当時の 鄧小平主席の懐刀の二人、胡耀邦、超紫陽 は 学生のデモにも理解を示し
文化大革命の後、習近平氏の父親の復権 等 にも並々ならぬ努力をしました。
しかし
1987年前後は、チベットはかなりの弾圧で
血の海とも言えることになっています。
パンチェンラマは、1989年 1月24日
中国政府のチベット政策を非難する演説を行い
4日後に死亡。52歳。
チベット自治や、腐敗防止を訴え、親日政策をとり、中国の立て直しを測った胡耀邦は失脚。
中国の毛沢東などの本当の歴史を知っていた胡耀邦でしたが
1989年4月、 胡耀邦は、演説の後、やはり急死します。
チベットを弾圧した胡錦濤は、その功を認められてその後トントン拍子に出世します。・・・・・・・・
学生のデモは続きましたが
胡耀邦の急死をきっかけに
天安門事件になります。
天安門事件は、今でも中国のタブー中のタブーです。
南京大虐殺などの、作られたものではなく
本当の虐殺があったわけです。
・・・温家宝首相は、胡耀邦 を師と仰いでいました。
習近平氏により 故 胡耀邦の復権は 現在、
徐々に行われています。
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つまり、深く大変な問題が
まだまだあり、
その中で、中国もまた多くの人々の思いと行動で揺れ動くのです。
チベットはどうなることでしょう。
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直接に
ともあれ、
チベットから亡命した僧侶で
今は、日本に帰化したゲレックさんの
お話を直接聞くことができました。
ヒマラヤを越えた、亡命の旅も、ですね。
マイナス四十度の道を、何十キロという食料を背負って
止まってはいけないー死と直面しながら
こんな山を軽装備で行くのですね
また、ある食堂の
子どもさん二人を、死んでもいいから連れて行ってくれと
頼まれて
子どもさんたちをリュックに入れたら歩かせたりしながら、奇跡的にその子どもさんたちも、亡命できたそうです。
チベットのラサから亡命される前の写真のようです
ゲレックさんは
三度目の挑戦で
亡命を果たされました。
最後の方には食べ物がなくなって
周りの道に亡くなっている人たちの
食べ物や缶詰で生きながらえたそうです。
教育を
僧院を建てることもされ
生まれ故郷のチベットの村に学校を建てる事業をされています。
今、中国の同化政策で
学校は全て中国語です。
チベットの生まれ故郷に
学校を作ろうとしているゲレックさんは
「契約書などが読めず、
搾取されている悲惨なチベットを救うには
中国語であれ、教育しかない」
と語っています。
学校が
日本人の協力者たちは、また違う懸念を持っておられるようです。
チベットの地震で大きな被害を受けるのは
いつも学校で子供達です。
中国から富豪たちが多額の寄付をして
例えば1000万で学校を作り
建設業者は、全部自分たちのところから連れてきて
200万程度の手抜き工事をしているところがあるとも聞いています。
だから、地震に学校が弱いのです。
多くの懸念があります。
これからは、シルクロードにも
同じような問題が出てくるのではないかとも言われています。
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日本は日本だけで生きているのではない
ということを
チベットのお話を聞いて思います。
どうかチベットにも思いを寄せて見てください。
揺れる中国にも、です。
明日をいい日に