2017 7 3 次なる島根の文化運動の主役は?

7月3日

178.pngフランスからのインターン
昨晩はフランスから来た、学生のアリゼが、
長女と一緒に
外中原の家に泊まりました。
  
 日本語専攻の19歳。
 浴衣とお抹茶が好き。
 日本の女子漫画も好き。

 大学の必修単位であるインターン研修を
 日本の松江でしたいと、
 大学を通じて、松江市観光協会に。

 ホームステイを 希望して
 友達の友達から、コーディネート

 私も日仏友好協会からも連絡をもらい

 彼女は1か月
 ホストファミリーを3日ごとに移りながら
 働きます・・・

    若いからできるのでしょうね・・・

 市の予定表に「フランスから市長表敬」とかって
 市の予定に入っていました。
 きっとこれアリゼのことだろうな

、と思っていたのですが

 案の定、アリゼと市長がテレビに出ていました。101.png


さて171.png  朝、10時
「社会を明るくする運動」街頭運動に参加

11時
民生委員さんや保護司、更生保護女性会のみなさんと
「駐在さん」や公民館のひとたちと。。

終了後、意見交換、情報交換

とても有意義でありました。。

171.png  16時 田和山サポートクラブの研修
田和山で。

文化財課とも
話合いを。

日本最古の硯が

出土している田和山遺跡の、保存について


もちろん、遺跡の保存状態が悪くなっているのです


古くなっただけではなく

上に乗ったりして遊ぶ

不届き者が いることの報告。

  本当に困ったものです

・・・・・
そして議会の話

また田和山サポートクラブの

多様な文化活動について。

・・・
おせっかい通訳を117.png
・・・今年一年かけて総合的に保存計画をつくるとの話。

それについて
117.png市担当者から

「実際に何人が現場に来ているか知らせて欲しい
なぜなら、どこでも 一体 何人ぐらい来訪者がいるのか」
と聞かれるから。説得するには人数の根拠が必要」

141.png「こちらは無償のボランティアでしているのに
24時間いて、人数を測ることなどできない。
ここは山だよ。
きちんと綺麗に整備してあれば、人数も又増える。
人数等関係ない」

120.png「でも具体的な人数が必要だ!」

・・・の押し問答。

119.png仕方なく通訳を買ってでました。

彼らが「人数」にこだわる風景は私にはよくわかるのです。
なぜなら、この価値観こそ私が変えようと
闘ってきたものの一つだからです。

実は、松江市には「文化事業費」はない。

なぜなら文化 というとすべからく予算が
議会で切られてきたから。
宗教に関係するひとたちも若い議員も皆、
文化と言うと

「金にならん」と言って予算を切ってきたから。

近年は「観光」ならいい、というので
文化も伝統も経済部の所管になっています。ーー変ですよね!
(私が経済委員会にまた戻って来た理由の一つです。
「活用」だけならいざ知らず
文化の価値まで観光で測れるものでしょうか)

多くの部長も課長も議員も「観光入込客」の観点からしか
文化に接触できない
  106.png「ウソでしょう?」という方々が多いと思いますが
・・・冗談のようですが
本当です!

こんな状況ですので
この素晴らしい松江がみんなに知られていないのです。


・・・こどもだけではない
おとなが
この豊かでとてつもなく深い文化
日本の神話の三分の二を占める
地域の価値を感じていない!!!なんておかしいですよね

178.png168.png第二次大戦後、日本神話について語ることを禁じたGHQは、
・・・出雲の地では大成功を収めたといえるでしょう。

177.pngでも、この「田和山サポートクラブ」や
「コラージュ ド しまね」
のような住民自らの

先輩たちの

自主的な文化運動が、
おとなの文化度を高めてきたのです!

181.png175.pngこの田和山は「お山」として
山自体が 長らく乃木神社の 遥拝の対象であるとも
言われています。

・・・午後六時半
4時からの研修に次ぐ論議はまだ続きましたが

「次なる
島根の文化運動の主役は誰か・・・」

そんな思いで、一足先に「田和山さぽーとくらぶ」を後にしました。
その後の市長と議員懇談会でも、もちろん市長と話をしました。

明日をいい日に

みんなで178.png
私は一足先に


by mai-kitani | 2017-07-07 01:03 | 歴史、遺跡

あしたも元気!「きたにまい」の想い 本音の日々をつづります。


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