佐太神社からのメッセージは? ぜんざい発祥の地 相撲発祥の地 神無月の発祥の地 いざなみの神を守る

ようやく佐太神社へ
ロータリーの初釜例会に
突然お運びの役を頂き
着物を着ていきましたが

走り回るには不向きという訳で
すぐ着替えて

「そうだ、佐太神社に行かねばならない」(ような気がする)
(氏神さんの真名井神社と武内神社、平浜八幡宮にはお参りしたので)
と、向かいました。

そうすると、岸禰宜がおられて
「昨日、くしゃみしませんでしたか」とのこと。
なるほど、呼ばれましたね
今日いかねばならないという気がしたのでした
私は氏子ではないのですが
佐太神社の一ファンです

この神社にお参りすると
特に朝、朝陽があたり
とても優しい女神(おんなかみ)様に
暖かく迎えて頂く・・・そんな感じがするのです

佐太神社は遷宮中 平成28年まで
いま、国の重要文化財として
平成28年の遷宮に向けて
ゆっくり改築中です

出雲大社は清水建設さんが受けられたそうですが
佐太神社の遷宮は、技術の伝承のため
国指定で、屋根屋さんがされるのだそうです

柱の一本をとっては、大丈夫かどうか三分の一ずつチェックする
など
とても手間のいる仕事をされているそうです。
だから、何年も遷宮にかかるのだそうです。

重要文化財なので、国、県、市が
ずいぶん出してくれるのですが

それは3棟ある本殿だけ。

その他のところで
実は5億円かかるのだそうですが
それは、寄付に頼るのみだそうです
ちなみに氏子さんは70軒ぐらいでしょうか
(島根県には、古事記以前からの神社は
実に沢山あって、毎年いくつも遷宮があります。
本当に大変なのです。)

ところが、100万の寄付を企業さんにお願いすると
50万の税金がかかってくるそうです
神社や昔からのお寺の改築、遷宮についての
寄付は無税にならないものでしょうか。

地域への貢献を考えると
NPOと同等もしくはそれ以上のところがあると思うのです。

お忌みさんに行けなかった
実は、あれだけ言っておきながら
(11月、12月はひどい風邪とぜんそくで)
11月の「お忌み祭り」に伺えなかったので
お札とお守りを送って頂きました
のは、昨年の話。

イザナミの神(女神様)の遺骸をお社の奥のお山にお移ししたから
母神様を慕ってその年忌法要のような神事に(お忌祭)
神樣方が出雲地方にこぞってお参りになられるので
旧暦の神無月 出雲では「神有り月」となります
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加賀の潜戸
小泉八雲が「一番美しい洞窟」と褒めた
「加賀のくけ戸」
佐太の大神が生れられたところです
ここは、神様が矢で射て貫かれたといういわれのある
素晴らしく美しい青く輝く洞窟です。
(観光船で行くことができます)
此の洞窟に向けて、佐太神社周辺のいくつかの場所から
矢を射る神事があります
「的」についてご存知の方があれば
教えてください。

八百万の神
佐太の大神と 猿田彦さんを一緒にしたのは
江戸時代の国学者だそうですが
明らかに別の神様であると。

それに、八百万(やおよろず)の神
というのは、人間や亡くなった人のみが対象なのでは
ないのだそうです

出雲大社も佐太神社も蛇をお祀りします
お使いも蛇です
例えば蛇と言っても

大蛇のようなイメージをとる、ひとつになった人々の悲しみの思い
荒ぶる魂
全く異なる 龍神 竜であり蛇族である神様
神様のお使いとしての蛇
より代としての自然石
神様のお使いとしての猿  等々
全てを敬うのが八百万の神だと
またまた、ここで教えて頂きました

お忌祭 そのものは、人間のお祭りではなく
神様のお祭りです。
来られた神樣方が、
それぞれのご自分のご先祖のところにお参りになるといいということに
なっているそうです。

その三棟にそれぞれの御紋がついています
三系統の中のこの神社の3棟というのは、
「アマテラス系 天津神系」
「国神系」
「月読系 産土神系」とでも言いましょうか

・・・・・・・

・・・・・・・・・
鹿島歴史資料館は佐太神社のお隣
御津神社と佐太神社の禰宜を兼ねられる
岸さんに、いつも
沢山のことをおしえていただきますが
(ちなみに岸さんは、神楽の舞の名手です)
(隣の鹿島歴史資料館には、
ユネスコの世界遺産となった「佐陀神能」の
素晴らしい動画を見ることができますので
ぜひお運びを)
この歴史資料館の展示は、素晴らしいものがあります

何しろ、縄文前期から人の住んだ
豊かな土地ですから

ぜんざい発祥の地
境内のお茶屋さんは、
地域の女性たちが近頃
まちおこしに創られたもののようです

この神社は、ぜんざいの発祥の地でもあります
神在餅 じんざいもち 
神樣方をお迎えするお餅が 京都へ伝わり
ぜんざい と呼ばれるようになったそうなのです
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神社周辺では、三が日は全部小豆雑煮 いわゆる ぜんざい だそうです

出雲地方では、少なくとも1日は
ぜんざいの お雑煮をしますね
。。。。。。。。。
何かとても優しい感じ
お茶屋さんで小豆雑煮は
売り切れ。
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すまし汁で岩のりを載せた
お餅の雑煮を頂き
その出して頂いた女性が、岸禰宜の奥様すなわちパートナーでした

私が
「友人で島根に来られたかたには
まず朝、この神社にお参りして頂いてから
湖畔の珈琲館のモーニングを食べて
それから観光を始めてもらうことにしている
なぜなら、女の神様に優しく暖かく迎えて頂いたという
感じがするから」

というと、岸禰宜のパートナーも
「この神社は、なにかとても優しいかんじが・・・」
と言われたので
この感じを受けるのは
私だけではないのだなと安心(?)しました。

佐太神社は、御祭神は佐太の大神ですが
なぜ女神様の感じがするのだろうと思っていましたが
イザナミの神 さま をお祀りしておられるのだから
当然ですね
・・・・・・・・・・
古代に思いを馳せると
イザナミの神様はとてもすてきな神様

黄泉平坂(よもつひらさか)の話では
とても恐ろしく記される神様ですが
私は、なくなってもまだここまで慕われる神様は
やはり特別な神様だったのだろう
人望ならぬ神望のあったかたなのだろうと思います

最初に呼びかけたが女からだったので蛭子ができ・・・
とか、
黄泉平坂 の話
とか、そこまで? と思えるほどイザナミの神
が恐ろしく描かれるのは
そこまで描いてもおとしめることのできない
すてきな神様だったのだろう
逆に言えば
そうでもしないと、国ゆずりをさせても、

天津神系の神樣方も
みんなでこぞって年忌に集まられるほどの
人気のある母神様
だったから仕方なしだったのではないかな

それでイザナギの神は
イザナミの神様が亡くなられてから
色々なことを
日向の奥様と方々のおもてなしで
癒されて、美しい水で浄められて
末子ができられたのでは。
その昔は、末子相続だったから
その末の方々は相続を主張されたのでは・・・?

等々思うのですね
そういう本もありました。

なぜか、出雲系の古墳が大事にひとつ
日向の国にあるそうです
・・・・・・・・
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神社で行われた
わかめで有名な片句の集落の、炭付き とんどさんで
すっかり暖めて頂きました。

もう一度、由来を読み直し
此の秘座 というのは何か?
また聞いてみたいものです
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やはりイザナミの神様だと
大胆に言えなかったのは
中央では、天津神系だったからかなと。


それに、
このあたりは、相撲の発祥の地でもあるのです。
武内の宿禰が、このあたりから
京都へ相撲取りを連れて行ったと。
行事の木村家というお家もあるそうです

なぜか
凄いところなのです。


(でも原発に2km

どうして?
こんなに素晴らしいことやものが
たくさんあるのに。
どうしてこんなことを。
って思います。

大きな地震でもあれば
全部失われてしまうのに

私が絶対 卒原発に向かうのは
こういった文化や日本の地に対する
誇り でもあるのです

帰属できる土地があること
国土を守ること
当然いてもいい人間としてそこにいられること
その象徴としての国旗や国歌
だから大事にするはず
欧米の人はよく分かっているから
大切にするのです

国旗や国歌を大事に、
日本の文化を大事にという人は
原発推進 など言ってはいけないはず

若者が「戻ってこなかったらいいのでしょ」とか
「 日本じゃない他の土地に住むから」

・・・それで済む問題ではない)

文化を大切に
それは私たちの人としての命のつながりの証
ふるさとを大切にしよう
それが国土を守るということ

だから原発はいらない
いつ核燃料でだめになるかわからない
鳥取西部大地震でも、
震度4でも躯体にひびの入った島根原発です)

何かそんな人間の愚かさを超えて
深い優しさを教えて頂く
そんな佐太神社です

メッセージが聞こえるような気がしませんか


明日をいい日に♬
by mai-kitani | 2014-01-09 01:19 | まい日

あしたも元気!「きたにまい」の想い 本音の日々をつづります。


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