原爆医療について聞きました 子どもへの被害を中心に

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松江市の医師会の学校医会と教育委員会の合同研修があるらしい
しかも、それが原爆医療のことで、子どもへの被害についてらしい
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これは、何をおいてもいかねば、と
研修に参加させてもらいました

医師会の浅野先生が、

細胞修復についての専門家、
広島大学医学部の田代先生に白羽の矢を。

小児科医学会での講演を聞かれて
お願いされたそうです

・・・・・・

放射線がいかにして細胞のDNAにダメージを与えるか
(バラバラにきってしまう)
それをどうやって修復するか
(ジグソーパズルのように戻す)

まあ、素人に説明されるのですから
先生もご苦労だと思いますが
まあ、言ってみればこんなところです

細胞の設計書のジグソーパズルを間違えれば
ちがうものを作ってしまうのですね

放射能被害
放射能による被害には
外部被爆(やけど、など)
体表汚染(からだに付着して内部に入る)
内部被爆(内部にとりこんでしまう)

の三つがあるそうです
原爆と原発事故の違い
原爆は、計算され尽くした高線量のものが一時に爆発するので
外部被爆が主だそうです
例えば広島では、30万人の人のうち
14万人が一時に亡くなられました
外部被爆によるものと思われます

5年ぐらい経ってから甲状腺がんが、10年で乳がんなどが
発生し始めたそうです

被爆者の平均寿命が高いのは
被爆者の平均寿命が高いのはという問いに
放射能に比較的弱い人は、もう先に亡くなっておられるでしょう
とのことでした

また、被爆手帳があって健診が受けられたり医療が受けられたりするのは
いいことだ、と。
できれば福島の方々にもそういった手帳があるといいかもしれないとも。


原爆と原発事故の違いは


何よりも、原発事故では内部被爆が長期にわたって行われること
低線量のものを長期にわたって受けるのと、間を空けて受けるのでは
との問いには

間をあけたほうがいいとのことでした
つまり、細胞の修復作業が間に合わなくなるのでしょう

内部被爆の厄介なことは
どれだけ受けたか正確に計算できないこと、だそうです

食べ物ではいったかもしれない
これからも入るかもしれない
環境中にあるかもしれない
等々です

グレイ、シーベルト、ベクレル
ベクレルは例えて言うなら炭火の火の強さ
シーベルトは、受けた人の熱さを放射線各種の線量を勘案して計算する
グレイは熱の大きさのようなもの

人体についての被害を考えるのであれば
シーベルトをつかうべきだろうとも。

これから必要なのは、ともかく計測し続けること
いろいろなものを測ること、と言われました

ただし、一番重要なことは、免疫力を高めること、だそうです
そのためにはあまり気に病まないことも必要とのこと

(この辺りまでくると、反原発のひとも
みんな同じですね
橋本宙八さんも同じようなことを言っておられました

チェルノブイリでは周辺の動物たちはみな一時は死に絶えた
そのうち、いろいろな動物が入ってきて生息し
一番増えているのがネズミである
みんなねずみになろう、と
橋本さんは言っておられました)

それはともかく
一般市民が「気に病まずに」過ごすためには
国や県、市、特に国の徹底的な安全策が必要です
特に情報も。

今の日本はそれができているのか、
やはり不安でなりません

明日をいい日に056.gif
by mai-kitani | 2012-01-27 23:52

あしたも元気!「きたにまい」の想い 本音の日々をつづります。


by 貴谷麻以