中海の採藻問題ってご存知ですか、   中海、宍道湖  その2

採藻
中海、大橋川、宍道湖に関して
島根大学白潟サロンの「中海自然再生センター」で。
島根大学の元教授の徳岡先生や他の会員の皆様に色々なことを教えて頂きます
飯野先生にも。

中海周辺の土地の肥沃さの理由
鳥取県境港の弓ヶ浜半島では、昔から「オゴノリ」を採って
畑の肥料としていました
それで、砂浜でも作物ができたのです

八束町(大根島)でも、です
大根島で朝鮮ニンジンができたのは
松江市の糞尿を大切な肥料とし
また、中海の海草を採って畑に大量にまいたからです

化学肥料ができて、
有機肥料を使わなくなり

中海干拓問題もあり
誰も藻を採らなくなりました
(土地もやせてきています)

鳥取県の中海干拓問題報告書には
「採藻」問題が挙げられているそうです

島根県の報告書には、あがっていないそうです
(徳岡先生による)

採藻はなぜ環境問題か
問題なのは、藻を採らないと
(おいしくて食べられる藻ですが)
放置していると溶けて腐敗し
、ヘドロのように湖底にたまるのです

漁業、シジミ、それから貧酸素問題
また周辺環境の急激な悪化をもたらしています

しじみは、浄化してくれますが
量が多くなると追いつきません
逆に死滅していきます
いまは、明らかに藻の量が多すぎるのです

採藻問題は、環境問題でもあり
農業問題でもあり
漁業問題でもあります


この解決のひとつの糸口は
加工技術を加え
商いできるように商品化し
また販売ルートを作り
資源として回るようにすることです

中海自然再生センターの会員さんが
江島で会社を作り、オゴノリパウダーなどを
生産しておられます
今後の「ひとの連携」プラス行政

これが、中海の未来を決めます
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by mai-kitani | 2011-05-14 07:28 | まい日

あしたも元気!「きたにまい」の想い 本音の日々をつづります。


by 貴谷麻以