少子化、高齢化の中で、会って話したい人・・・野崎綾子さん

♬ 「会ったことのない人で
とても会いたいと思う」人が
おられるかもしれません。

その人は
映画の主人公かもしれないし
何かのヒーローかもしれない。

アメリカの大統領かもしれないし
会ったことのない家族かもしれません。

。。。。
私がとても会いたいと思う女性、それが
野崎綾子さんです。

ある日
女性と政治に関する修士論文を
政治学から書こうと日夜苦労していた私が

一冊の、法哲学の本を手にしました。

「これが私の求めていたものだ
この人に会って話したい!
この人と会話して知識を高めたい!
この人は今どこにいるのだろう」
と熱望した途端に、
著者が、その前年に
32歳で急逝していた
ことを知りました

その著者が
野崎綾子 という
新進気鋭の法哲学者でした。

彼女は、東大在学中に司法試験合格後
一旦、
優秀な弁護士として
逸失利益の裁判ー女子と男子の差
に関する法の問題・・・
等々を担当し、

その後
法哲学者を目指し、東大の大学院に入るのです
・・・・・・・
女性と政治
女性として政治を考えるには
政治学も勿論であるが
社会学も女性学も勉強しなくてはなりません。

そして女性の抱える社会課題について
女性学のフェミニズムの視点は必要不可欠なのです

少子化も
高齢化も
みんなそうです。
女性の課題です。


日本の法制的な構造の
改革の必要性を感じていた私にとって

何か違う
広がりすぎて何もかもを肯定する
もしくは頑なに否定する人も、何もかもある、フェミニズムの有り様
また、主婦論争のようなものもあり


「女性同士の戦いにさせ、叩いて喜ぶような風潮。何か違う」

という思いでした。

フェミニズムの視点が「大切だ」
ということには変わりありません。
それもわかっていました。

ただ。確かで地に足のついた理論の構築
法的根拠 を求めていた私にとって
野崎綾子の
「正義・家族・法の構造変換   リベラル・フェミニズムの再定位」

は、まさに求めていたものでした。

実際の法廷闘争の中で
リベラル・フェミニズムの
位置付けによる法の構造変換の必要性を、新たな構築を
一番感じていたのが彼女だった
だから、弁護士を辞して、元々の法哲学の構築に命をかけたのだと思うのです

・・・・・
彼女が生きていたら
どれほど素晴らしい法哲学者になっていたことか
生きて活躍してくれていたら

きっと
彼女の手と彼女に影響を受けた法哲学者によって
日本の法制の構造変換ができていたに違いない

と思うのです


シングルマザーの
児童虐待の
ドメスティックバイオレンスの
・・・・多くの私的領域とされるところの
社会課題について考える時
法制度の不備と、それによる差別の再生産について考える時・・・・

彼女がいてくれたら!
彼女と話せたら!

・・・・と会ったこともない
しかも
もう会えない野崎綾子さんと
語り合うことを
熱望しています!!

どなたか、
彼女と話したことのある方
おられませんか?


・・・・明日をいい日に







by mai-kitani | 2016-04-17 00:59 | 政治を想う

あしたも元気!「きたにまい」の想い 本音の日々をつづります。


by 貴谷麻以