2015.10.21 政治天気予報 資金のストロー現象 台風になるか 

2015.10.21


「資金の国外へのストロー現象 続くみこみ」


   地方都市県庁所在地松江で

6人にひとりが 就学援助



財務省の発表がありました。

15年度上期の貿易統計速報によると、

輸出額から輸入額を引いた貿易収支は、

1兆3086億円の赤字です。

 

 「為替安にすると経済状況が上向くものだが

日本だけは違う」

とアメリカのレポートが出ていることは


以前にも

お伝えした通りです。

 大企業は、過去最高益を叩き出しています。

でも、その資金は国内に循環していません。


1円円安にすると、それだけで1日に数十億儲かるという商社も多いとか。


では、いったい何が起こっているのでしょうか

消費税の導入の目的です。 


故 竹下登元首相 の回顧録によると


消費税は、貿易に携わる大企業の利益のために


大企業を日本へ留めておくために作られた


のだそうです。




なぜ財務省は消費税を上げたいのか

本社を日本に。税の徴収を


税がほぼゼロ の国に本社を置いて


税を迂回していくという会社運営の仕組みは


アメリカのビジネススクール出身者のみならず


世界的に蔓延しています。


その中で、税金を徴収する仕組みを


政府としては欲しかったわけです。

・・・・・・・・・・

消費者から徴収した消費税という名目のお金を


税として納めなくてもいいように


そのまま利益となるようにインセンティブを与えたのです


理論的には、そのおこぼれも


利益も国内に回るはずでしたが・・・


この理論が間違っていることは

天才経済学者

トマ・ピケティによって証明され


一部の人に利益を与えるやり方は


世界で格差しか生まないということが

数百年のデータによって


証明されました


トマ・ピケティは、いかにクローズされたひとたちに(一族とその周辺に)

世界の富が集中しているか

外に出さないようにしているか

どのようにそのひとたちが戦争や

経済恐慌をしかけて儲けてきたか


国際的な税徴収の仕組みの必要性、

税の格差、富の格差のデータの話をしています。


日本では・・・

アベノミクスが、まさに

その旧来理論で

行われようとしていたから


妨害本が出たのでしょう


(トマ・ピケティ翻訳出版が出る前に

矮小化した、わけのわからない

「これがトマ・ピケティだ」みたいな

ーー実はぜんぜん違う本が本屋に

平積みで出たのも

消費税導入論者の必死のあがきだったと思います)


欧米でばれたら、・・・

いうことを聞くごまかされやすい日本でひともうけ?


・・・・・

日本人は


国外への資金ストロー現象の仕組みを

そのままにして、

国民大衆のお金を

底なしのところにつぎこんでいるから

実質経済はよくならない




しかもTPP 安保法制

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消費税による「濡れ手にあわ」の機構を

続ければ続けるほど、大企業は

まともに商売をする気にならなくなるでしょう。

つまり、このままの消費税、TPP導入は、

全く国益に反することになりつつあります。



省庁から消費税増税を唱える前に、

①税減少の本当の理由を分析し、消費税アップ以外に

法律的な対応や、他国のように「国内野菜や健康志向、農林水産業支援」

をすべきだったと思われます。

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中小零細企業が税金逃れしているのではないかと

公務員の高い人件費をつぎこんで締め上げ

口を閉じさせようとするぐらいなら


その頭脳を使って

②本当の国内実質経済活性化について

新しいエネルギー、③スローなハピネスライフ

について

検討すべきでは?

医療や福祉など、本当に資金をつぎ込むべきところには

回っていません。福祉施設入居者やその家族の負担は

どんどん増えていくばかり。

・・・・・・・・・・・・


英国が中国と手を結ぶのは、

中国が一番賢いと

思ったからではないかなあ。

と思います。

ODAよりもアジア投資銀行 といった

金融機関の方がまっとうでしかも

取り立てができる。


。。。日本の資金の国外ストロー現象、続く見込み



明日をいい日に


by mai-kitani | 2015-10-22 09:19 | 政治を想う

あしたも元気!「きたにまい」の想い 本音の日々をつづります。


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