佐太神社の 正中殿 修復作業見学の報告です

一番左、神様から向かって右側の本殿の修復作業が終わりました
松の板、楠の柱なども一番外の柱に使われていたりします

専門の文化財保存協会の方々のお話が聞けるとのことで
やってきました
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重要文化財や国宝の修理は
なるべく使えるものは残して使います
次の写真は、正中殿の修復の模様です
正中殿は、杉が多く使われています

また、この3つの建物の天井には、
五色の雲が描かれているそうです
「夜の雲」
夜の雲と言われました。
三殿の五色の雲の背景は、同じ
藍色だそうです

どうして夜だと分かるかと言うと
正中殿の背景にだけ、星が数十個描かれているとの
お話でした・・・・

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次は私たちから向かって右の建物です
神様から見ると左になります
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屋根には、檜の木の皮をそのままはいできたものを重ねて使いますが
最低でも樹齢150年。。。直径60cm以上のものがいい。
なぜなら、生木の皮を剥いでくるのですが
小さい木だと
木の皮がくるくる丸まって使えないそうです
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数十年経つと、下からは見えませんが
屋根が苔むしてきます

檜の皮を重ねるのに、大社造りだけは
最後を円形に並べます
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200年前の鉄の飾りを修復するために取ったあとです
200年前の木肌がそのまま出てきています

ほかのところでは、銅が柔らかく扱いやすく
持ちがいいために使われていますが
松江市や出雲市を含む出雲地方では、
ーーーたたらの鉄の産地ですのでーーー
鉄が使われて重厚な趣があるそうです

キレイに修復ができるのが楽しみです

三殿全部が修復されたら
またまた公開があるそうです。

平成の大遷宮、あなたも参加されてみられませんか

3000円で 銅板に名前を残すことができます

あしたをいい日に
by mai-kitani | 2014-08-23 15:00 | まい日

あしたも元気!「きたにまい」の想い 本音の日々をつづります。


by 貴谷麻以