佐太神社の 正中殿 修復作業見学の報告です
2014年 08月 23日
松の板、楠の柱なども一番外の柱に使われていたりします
専門の文化財保存協会の方々のお話が聞けるとのことで
やってきました
重要文化財や国宝の修理は
なるべく使えるものは残して使います
次の写真は、正中殿の修復の模様です
正中殿は、杉が多く使われています
また、この3つの建物の天井には、
五色の雲が描かれているそうです
「夜の雲」
夜の雲と言われました。
三殿の五色の雲の背景は、同じ
藍色だそうです
どうして夜だと分かるかと言うと
正中殿の背景にだけ、星が数十個描かれているとの
お話でした・・・・
次は私たちから向かって右の建物です
神様から見ると左になります
屋根には、檜の木の皮をそのままはいできたものを重ねて使いますが
最低でも樹齢150年。。。直径60cm以上のものがいい。
なぜなら、生木の皮を剥いでくるのですが
小さい木だと
木の皮がくるくる丸まって使えないそうです
数十年経つと、下からは見えませんが
屋根が苔むしてきます
檜の皮を重ねるのに、大社造りだけは
最後を円形に並べます
200年前の鉄の飾りを修復するために取ったあとです
200年前の木肌がそのまま出てきています
ほかのところでは、銅が柔らかく扱いやすく
持ちがいいために使われていますが
松江市や出雲市を含む出雲地方では、
ーーーたたらの鉄の産地ですのでーーー
鉄が使われて重厚な趣があるそうです
キレイに修復ができるのが楽しみです
三殿全部が修復されたら
またまた公開があるそうです。
平成の大遷宮、あなたも参加されてみられませんか
3000円で 銅板に名前を残すことができます
あしたをいい日に