ほんとの効率化って? 海外移転は効率的か 3

戦後行われてきた経済方式とは異なり

今後の日本経済は、護送船団方式では立ちいかない

世界に冠たる大企業を作って
そこが機関車として
実体経済を推進していかなくてはならない


そう、何年も前に日本人は思ったはずです


でも、今、そうならなかったのはなぜか

機関車たるべき会社群がその役割を認識せず

自らの巨大化をはかったからです
巨大化しつつ、国内のことを考えないといけなかったのに
巨大化のみを図った
政策では、規制緩和(自由)はあり、責任はありませんでした
そして海外戦略にゴールはありません
戦場が続くのみです


そのころ、特定の下請けにならないと仕事をあげないと言われて
特定の会社だけの下請けになった中小の工場は
ほとんどが立ちいかなくなっています

つまり中小企業におこぼれはなかった

大きくなった企業は自国内に融資しなかった
海外投資へ
アメリカのデリバティブへ、
つまり
カジノに出かけてしまったのです
それは、カジノで消えてしまいました


それで国内は空洞化しています

景気が良くなるわけはありません

為替は相変わらず円高です

仕事もお金も日本国内から海外へ
そんなふうに放置しておいて
政府はいいのでしょうか

未来への責任はだれが取るのでしょうか
いま、地方の女性で年間所得200万を越える人は
少ないのです

国全体で200万以下所得の人が
1,100万人と言われていますが
雇用保証も、医療保障も
国民皆保険だったはずの保険も
機能していません

法律は、都合がいいように変えればいいと
思っている人も多いようです
大企業であればこそ
官僚であればこそ
行政職員であればこそ
政治家であればこそ
ノーブレス・オブリージュは必要です

この国をどうするのか
誰がなんのために税金をつぎこんできたのか

誰のための政治か、常に考えたら
そんなに企業業務の海外移転は
安易に安くしていいはずがありません

海外へ人とお金と物資と知恵を注ぎ込めば
国内の景気は絶対的に悪くなります
TPPをする前に、むしろお金を相当つぎ込んでも
国内産業の育成に精を出さなければならないはず
個々の企業と国は別です

当然のことだと思うのですが
どうなっているのか

どうか
明日をいい日に056.gif
by mai-kitani | 2011-05-26 13:50 | 政治を想う

あしたも元気!「きたにまい」の想い 本音の日々をつづります。


by 貴谷麻以