2010.5.30 沈黙だからこそ伝わるもの しまね写真展
2010年 05月 31日
島根県立美術館で行われた
第4回しまね写真展
にお邪魔してきました
出雲市会議員の原さんたち
の個展も同時開催です
写真は力作ぞろいでした
表現方法を超えた共通点
実は午前中、ろうあの方の全国大会の袋詰め作業にお邪魔して
それから写真展に伺いました
両者は全然違うのですが
なぜか
共通するものを感じました
爽快感と暖かさです
「なんだろう?
この心地よさは???」
ある種の友人たちの中でも
感じる癒しです
それは沈黙のなかならではの
純粋さ、暖かさ
情熱
なのではないかな、と思いました
写真
写真は、きれいなものを、その美の感動を
きれいなものとして伝えようとしていました
私の周りには
ボランティアのかたまりのような
Mrs.M や Mr.I Mr. E Mr.S Mr.M Mrs.T・・・・・
それを支えておられるみんな
たくさんおられるのですが
その人々に共通しているのは
なんとも暖かくて素直な表現です。
その根源にあるのは
「表現するものを選ぶ」
ということでした
(悪意、うらみ、羨望そういったものはなく)
好意、情熱、真摯、そういった美しいものを選んで
伝えようとしているのです。
もしくは、汚い、醜いとされがちなものでも
「美しいんだ」というように伝えます
その主張を彼らは、そして島根写真展の写真は伝えていました
それが共通していたと思います
一昨日、ゆずり葉で障害者のかたに
手話を習っているうちに気付いたのですが
それは、いままで習った手話と
表現方法がまったく違っていました。
口で会話ができない
耳が聞こえない
その表現方法が限られているがゆえに
全身全霊で伝える
だからこそ
あたたかい心を伝える
そういえば、私のまわりの繊細かつ暖かい人々は
みな障害者の方と関わりを持っています
暖かいPUREな表現を身に着けておられるのですね
これは、エンカウンターと呼ばれる
カウンセリングの本当のやりかたでもあると
私は思いました
何を伝えるかを
暖かい心と情熱で吟味して
せいいっぱい向かい合って簡略に伝える
私に必要なものだ
社会にも政治にも必要なものだ
そんなふうに感じました
昨日の経験全てに感謝です
貴谷麻以Kitani,Mai